商品紹介
山野辺petillant2019
4,400円(税込)
2018年からお借りしている畑です。
二上山の麓あたりにある畑で、大昔の噴火による火山岩の白い土壌です。
レインカットにより農薬不使用で栽培しています。
長梢短梢と言われる一般的ではないもののこの辺りのデラウェア栽培で良く用いられる仕立てです。ざっくり言うとH字のように樹形に拘ることのない短梢仕立てです。
2018年から化学農薬、除草剤不使用。
この畑も4月の芽吹きの時期から、クワゴマダラヒトリとの格闘です。毎日たくさん手で取ります。きっと僕は往生できないでしょう。
借りた時から強樹勢の畑です。これは大阪の生食用葡萄の畑では良くあることです。粒の大きな葡萄を沢山取るために必要なことだからです。しかも2017年無摘心だったようで1新梢あたり2房しか葡萄がつきませんでした。(デラウェアは通常4房、多くて5房つきます)房は樹勢を抑えるための重りの役割を果たすので、4房からスタートして徐々に落としていき最終2房に抑えるのが通常ですがそれさえできません。できることはひたすら先に伸び続ける新梢の先を伸びるごとに切り詰めて、房への養分転流を促し続けることでした。
結果として糖度21度を超える果汁が得られましたのでなんとかなったなという具合です。
醸造は乾燥酵母で素直に発酵させました。2週間くらいで発酵を終わらせました。
その後は補糖して瓶内二次発酵→熟成→デゴルジュマンです。
どうも過熟のデラウェアは瓶内二次発酵しにくいようで1年3か月おいても微発泡のままでした。通常ならデゴルジュマンのときは勢いよくバンッ!と飛び出るはずの澱がにゅるにゅるにゅる……ぽんっ。っと辛うじて飛び出るくらいでした(笑)
同一キュベで瓶熟成3か月バージョンを以前にリリースしましたが(表ラベル同じで裏ラベルが異なる)、そちらは濁りがありましたが今回はほぼ澄んでいます。
果実味の濃厚なワインです。あまりない味わいになったと思います。デラウェアってまだまだ可能性がある品種だと思います。グローバルなワイン用葡萄に目が向きがちですが、地元で昔から栽培されてきている葡萄ですので、風土を表すワインを生み出しうる品種だと信じています。
使用品種 | 大阪府羽曳野市飛鳥産デラウェア100% |
テイスト | 白・微発泡 |
アルコール分 | 11度 |
内容量 | 750ml(王冠栓) |
収穫日 | 2018/8/18 |
醸造 | 瓶内二次発酵/1年3か月瓶熟成の後デゴルジュマン/デゴルジュマン後のドザージュなし/亜硫酸塩添加なし(発酵果汁には添加していますので裏ラベルには表記あります。) |
デラウェアスパークリング2018
4,300円(税込)
sold out
大阪府羽曳野市飛鳥産のデラウェアは、化学肥料不使用、無農薬、また波状レインカットのある畑で育てました。デラウェアブランと同じワインを使用し、瓶内二次発酵でスパークリングに。瓶内二次発酵の途中に発酵が止まった為、やや甘口の微発泡という変わり種。
香りは洋梨、バナナ、パイナップル、青リンゴ、桃、ラムネ、金柑のゼスト、レンゲの蜂蜜、ジャスミンティー。デラウェアブランの香りにさらに酵母のニュアンスがプラスされ、且つ炭酸により厚みが増した味わいです。開栓後、数日経つとデラウェアブランに近い味わいになり、変化を楽しめます。
尚、ワインは同じものですが、瓶詰時亜硫酸添加と、無添加がありますので、ご購入時はお選びいただけます。
収穫日 | 2018/8/18 |
糖度 | 20.73 |
PH | 3.68 |
醸造 | ステンレスタンク発酵/糖補(二次発酵用)/ 無補酸/乾燥酵母使用 |
アルコール分 | 12度 |
内容量 | 750ml |
巨峰2018
2,200円(税込)
sold out
奈良県郡山市産の種あり巨峰を使用しました。
種ありで栽培することが難しい巨峰を、敢えて種ありで栽培されている農家さんの葡萄を分けてもらい醸造しました。
食前・食後に、または毎日少しずつ召し上がっていただけます。
澱が多いですが、澄んだ部分だけでも、澱がらみでも美味しく召し上がっていただけます。
アルコール分 | 7.5度 |
内容量 | 500ml |
雁多尾畑スパークリング2017
3,500円(税込3,780円)
sold out
研修中、自ら栽培・醸造を一貫して手掛けた初のワインです。
このワインのぶどうが生まれた畑は、大阪府柏原市雁多尾畑にある奈良盆地を臨む急傾斜の水はけ良好な畑で、昼夜の寒暖差のある葡萄が熟すためには絶好の環境です。
尚且つ、2017年は収穫までの降雨が非常に少なく、ぶどうが健全に熟すためには絶好の年となりました。栽培に関しては、農薬を最小限に抑えるため1房1房に傘をかけ、1粒1粒不良果を取り除くなど手間ひまかけて育てました。
そうして収穫したぶどうは房ごと圧搾。その果汁を約1か月かけて一次発酵し、その後酵母と糖を加えて瓶詰めし瓶内二次発酵。さらに瓶内熟成3か月を経てデゴルジュマン。
濁りがあるのは、旨味を引き出すため敢えて残してあります。
林檎のようなフルーティな香りがありながら、日本らしい落ち着きのある上品な味わいに仕上がりました。